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ミエルLAB

TRIVIA 2024.08.21

人間以外の動物の視力はどれくらい?視界の広さも色の見え方も全然違う!

「あの看板の文字、読める?」

「あそこに置いてあるペットボトルドリンクの原材料、読める?」

友達同士でそんな“視力比べ”をした経験、あなたも一度はあるのでは?

同じ人間でも、人によって目の形も違えば視力は違うわけですが、人間以外の動物には、一体どんなふうに世界が見えているのでしょうか。視力だけでなく、視界の広さや色の見え方まで違っているようです。

いくつかの生き物を例に、それぞれが見ている世界の違いに迫ってみましょう。

犬・猫

犬・猫

はじめに紹介するのは、私たちにとって身近な犬や猫の視力。犬は0.1から0.3程度、猫は0.1から0.2程度と人間よりも低く、なおかつ焦点を合わせる能力も低いようです。

しかし、犬、猫ともに、もともと夜行性の動物なので、暗闇でも瞳孔で光を調整する能力に長けていて、夜でも人間の5倍程度の明るさで見えるのだそう。また、色の見え方については人間が赤色、緑色、青色の「光の3原色」が見えるのに対して、犬や猫は青色と黄色の2色のみが判別できます。

視野角は人間が約180度であるのに対して犬は約220度、猫は約250度です。

馬

馬の視力は0.6程度で、人間なら場合によってはメガネが必要なレベルということになります。色の見え方は犬や猫に似ていて、赤色は判別が難しく、黄色がよく見えて、青色と緑色もだいたい見えるのだそう。

最も驚くのが視野の広さ。目が顔の真横についているので、なんと自分の鼻先と尻尾の裏を除いて350度、ほぼ全方向見渡せます。

大草原のなかでそのパノラマを感じられるって、とても気持ちよさそうですね。

牛

牛も馬のように視野角は330度と広く、色は青と緑が判別できます。

ただ、視力は0.04~0.08と、ここまで紹介した生き物のなかではかなり低めです。

鷹・鷲

鷹・鷲

猛禽類の鷹(たか)や鷲(わし)の視力は人間の8倍から10倍といわれています。

なかには5kmも先にいる獲物を発見できるものもいるのだそう。

さらに、色の見え方についても3原色に加えて、人間には見えない紫外線の光まで感じることができます。

空の上から、世界をかなり鮮明に、鮮やかに捉えているのでしょうか。

ダチョウ

ダチョウ

世界最大の鳥で、なおかつ飛ぶことのできない鳥として、不思議な存在感をもつダチョウ。

体に対して脳が非常に小さいため、「頭がわるい」とも言われていますが、その分大きな眼球をもっています。

視力はなんと20.0~25.0ともいわれており、3.5kmも先にあるものを判別できるレベルなのだそう。

イカ

イカ

イカは海生軟体動物でありながら、目の構造は人間とよく似ているのだそう。よく見ると非常に印象的な瞳をしています。

視力は0.5程度と、人間とそれほど変わりません。

しかしながら、色彩を感知できないようです。

ホタテ

ホタテ

そもそもホタテには目がついているイメージがありませんが、私たちがヒモと呼んでいる「外套膜(がいとうまく)」の部分になんと80~100個ほどの目があります。

視野角は1つの目で約100度を見渡せるので、ほぼ全方向カバーしているということ。色の識別はできず、明るさを感じながら海のなかを生き抜いているようです。

ヒト

ヒト

最後に、人間の視力についてご紹介します。

日本人の場合、20代から60代の平均視力は0.5程度といわれています。

日本で視力が高い人だと1.5から2.0。広大な自然の中で遠くを見て暮らすアフリカの部族は8.0以上の視力があるのだそうです。

ちなみに、視力測定では、ランドルト環と呼ばれる切れ目の入ったC字型のマークで、どのくらい小さな切れ目が見えるかを検査しますが、視力0.5は、2.5m離れたところにある1.5 mmの切れ目を判別できるレベルです。

また、人間の視野は両目を合わせて左右に180度以上、上下に120~130度といわれています。

まとめ

まとめ

いかがだったでしょうか?

人間と他の動物では視力だけでなく視界の広さや色の見え方も全く異なるということがわかりましたね。
1日だけ他の動物になれるなら…あなたはどの動物でこの世界を見てみたいですか?
日本人の20代から60代の平均視力が0.5程度と聞いて、意外と低いと感じた人もいるかもしれません。
視力矯正が必要な人は自分に合ったメガネやコンタクトレンズをお探しください。
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Staff Credit

Text: Shingo Shimojo